ー2012年12月ー
(ウエスト症候群と診断されるまで、あと約4か月)
ももぞうが、生後2か月の頃。眠くなると頭を左右に激しく振るようになりました。
『そ、そんなに振ったら酔わない?!』っていう位、高速かつ頻回。
でもある程度ブンブンしたら眠るし、ネットでも同じようなことをしているお子さんの話があったので、何も心配していませんでした。
そして擦れてどんどん禿げていく、後頭部と側頭部。。
そのヘアスタイルはまるで…大五郎。<チャーン
ー2013年1月ー
(ウエスト症候群と診断されるまで、あと約3か月)
生後3か月。眠いと頭を振るのに加え、おでこや耳の後ろ、スベスベのほっぺまで、手でゴリゴリと力いっぱい引っ掻くようになりました。
おかげであちこち血だらけ、引っ掻き傷だらけ。。
自傷行為?!頭か耳の病気?!など心配しまくりましたが、小児科でも耳鼻科も『異常なし』の診察。
毎日何回も爪を切り、しまいには深爪しすぎて出血させてしまう始末。
出産した病院の助産師さんに相談したら、『力の加減が出来ないのかな。赤ちゃんは眠くなるのが怖い(眠りが理解できない)から、それでイライラしてるだけかも。爪は切るんじゃなくてやすりで削ってあげて』とアドバイスをもらい、その通りにしたら掻いても血は出なくなりました。
そしてまたこちらも、ネットで同じようなお子さんがいるけど問題なく育ったという話を読めたこと、病院を受診したことで安心し、そこまで気にしていませんでした。
発達も順調。
よくお喋り(喃語というよりは宇宙語
)するし、よく笑うし、よく飲む。
生後2か月ごろから既に、放っておいても夜9時までには寝つき、朝までぐっすり。
身体もますます大きく、身長も体重も成長曲線を大幅にはみ出て育っていきます。
ー2013年2月ー
(ウエスト症候群と診断されるまで、あと約2か月)
生後4カ月を超えた頃から、ももぞうは機嫌の悪い日が増えていきます。
抱っこしてるとおとなしいのに、降ろすとすぐ、本当にすぐに泣きだします。
最初はグズり、それがどんどんヒートアップしていき、しまいにギャン泣き。
私も疲れ果て、泣き疲れれば寝るかな…と思い降ろして傍で様子を見ていても、抱っこしない限りはそのまま30分でも1時間でも、体を仰け反らせて顔を真っ赤にして号泣し続けます。
一日中そんな感じなので、家事が全くできない。ももぞうをお風呂に入れる前にと思い一人で先に入浴なぞしようものなら、もう大変な事になります。どんなに急いで入っても、出てくる頃(10分後とか)には、顔を真っ赤にしてせき込みながら大声で泣いているももぞう。。
それでも『抱っこして泣き止むなら大丈夫』という保健師さんのセリフを胸に、なんとかやり過ごしました。
ただこの頃でも、(一日のうちでほんの少しだけですが)機嫌の良い時間もありました。
その間は、今まで通りのももぞう。
ニコニコ笑って、お喋りして、おもちゃに手を伸ばします。
『物に手を伸ばして自由に遊べるようになった』のは、この頃だったと思います。
そして、この頃もう一つ気になったのが、音にとても敏感なこと。
ちょっとの音で、すぐに泣いてしまいます。
たとえば、パパのくしゃみ。電車の音。物が落ちた音。
ももぞうが我が家に来て以来、穏やかに静かに育児をしていたmomomama。テレビなんて見せたこともありませんでした。
音といえば、話しかけたり、歌を歌ったり、優しい音の出るおもちゃで遊ぶ程度。
『お前が静かにしすぎたからじゃないの』とパパに言われ、確かにそうかな~と納得していました。
そして、ももぞうが4か月の終わりを迎えようという頃。ちょっとした事件が起こります。