ももぞう、手術で発作が(一時的に?)止まっています。
お熱もだいぶ下がり、そして何より、よく泣くようになりました。
ももぞうは、5カ月までは健常の赤ちゃんと変わりなく、感情も豊かな子でした。
泣いて、笑って、困って、怒って。
小さなももぞうのクルクル変わる表情は、私の癒しでした。
ウエスト症候群を発症してから、ももぞうの精神発達は止まり、薬の副作用と発作のダメージで感情が殆ど無くなりました。
それでも、機嫌の良い時はニッコリしてくれたり、ごく数回は声を出してケラケラ笑ってくれたこともありました。
ですが、笑顔はあっても、泣かない子になってしまいました。
人見知りも、夜泣きもしたことがありません。
お腹が空いても泣きません。
ママの姿が見えなくて泣いたり、抱っこをせがんで泣くこともありません。
それでも、ももぞうは可愛かったし、私や主人を癒してくれました。
でもね。どこかで、底知れぬ寂しさがありました。
例えば、他の子ども達がママを求めて泣いているのを見たとき。
ママに抱っこを求めて手を差し出しているのを見たとき。
私は、ももぞうに求められているんだろうか。
ももぞうは、私をママだと理解しているんだろうか。
ももぞうを愛する気持ちに偽りはないし、見返りを求めるつもりもないけれど。
世話をする人としての『私』がいなければ、ももぞうは生きていけないということも、分かっているけれど。
ただひたすら、羨ましかった。
「母として、子に求められてる」ママさん達が。
世話係としてではなく、『ママがいないとさみしい、必要だ』と、子ども自身から求められることが。
羨ましかった。とっても。
でもね。
そんなクール(?)だったももぞうが、今は泣くんです。
今までももぞうから何かを要求する事も殆どなく、余程のこと(例:暴れてベッドから落ちる)がないと泣かない子だったので、最初はどうして泣いているのか、何を訴えているのか、サッパリ分かりませんでした。
いつも、時間だけがお世話の目安でした。
時間がくればミルクを飲ませ、オムツを交換し、寝かせていました。
ももぞうからのアクションは何も無いから。
それが今は、私が時間に気付く前にももぞうが号泣して知らせてくれます。
お腹が空いたこと。
眠いこと。
そして、甘えたいということ。
今日、涙をポロポロこぼして手足をジタバタさせて号泣するももぞうに、『こんなに大泣きするのはきっと本能(食欲)に違いない!!』と、慌ててミルクを飲ませようとしました。
…あれ?でも、まだミルク飲んで3時間も経ってなくない?
momomamaがももぞうを抱いたまま困惑していると、そのうちももぞうは泣き止んで、腕の中でウトウトしはじめました。
…抱っこしてほしかったんだ。。
もしかして、今までもももぞうは表現できなかっただけで、もっと甘えたかったんじゃないだろうか。
要求してこないのをいいことに、私はももぞうを抱っこする機会を減らしていなかっただろうか。
『ママを求めてるかどうか分からない』と勝手に自信をなくし、ももぞうに寂しい思いをさせていたんじゃないだろうか。
『ママが好きじゃない子供なんていない』。
理屈では分かっています。
でも、求められない寂しさも、一方通行に思える愛情も、ただのお世話係のような気がする空しさも…、間違っているかもしれないけど、綺麗事ではない私の正直な気持ちでした。
このたった数日間で、ももぞうは教えてくれました。
今まで表現できなかったけど、お腹が空くとすごくイヤだということ。
眠い時は、トントンではなく抱っこしてほしいこと。
縦抱っこは少し不安定でイヤだからモゾモゾするけど、それでも横抱っこではなく縦抱っこでしっかり胸に抱きしめてほしいこと。
ウトウト眠っていても、すぐに降ろさずしばらくは抱っこしたままでいて欲しいこと。
一人で遊んでいても突然甘えたくなること。
全て、『泣く』ということだけで教えてくれました。
そして何より、母が好きで、必要で、安心するということ。
バカな私に、気付かせてくれました。
もし、お子さんの病気で、私と同じような気持ちを抱えているママがいるなら。
反応のない我が子に一方通行で無償の愛情を注ぐことの裏には、そんな自分自身を必死に支える辛さや、子供を愛しているからこその深い悲しみがあると思います。
うしろめたいかもしれないけど、それは綺麗事だけでは片付かない看護の、影の部分だと思います。
でもね。
きっと、ママはみんな、子に求められています。
お世話係としてではなく。
愛されています。
ももぞうが、教えてくれました。
病気に、薬に邪魔されて表現できないだけで、ママが必要だと。
抱っこしてほしい。
隣にいてほしい。
私は、今までの自分が恥ずかしくなりました。
もっと抱っこしてあげればよかった。
どうして欲しいか分からないなら、せめて黙って隣にいてあげればよかった。
気付けて良かった。
ももぞうには、たくさんのことを教えられてばかりです。
きっと、信じられないくらいの大声で泣くももぞうは、他のお子さんの分まで代弁しているんだよね。
『大好きなママに、抱っこしてほしいの!!』
(↑大泣きした後の、泣きベソももぞう)
今後、また発作が現れてももぞうの感情表現が少なくなっても、変わらず沢山抱きしめます。
ありがとう。ももぞう。
バカなママでごめんね。
1. まさに!
そして号泣(T_T)
ママのことわかってないって本当に辛いんですよ。。何度も泣いてきました。。
甘えてきたり後追いされたりしてるのがうらやましくてうらやましくて。
きっと本当はもっとママに甘えたり相手にしてもらいたいんですよね。発作や薬が邪魔してうまく伝えられないだけで、、そう思うと心が痛い。
何とかしてあげたいけどできないもどかしさ。。
苦しいんですよ。だけど一番苦しいのは本人ですよね。
ももぞうちゃんママに気づかされました!
ありがとうございます。
いっぱいたくさん娘に愛情ぶつけて、反応がなくても声かけたり遊んだりたくさん触れ合いたいと思います。いつかわかってくれる時がくるかな?
きてくれる事を信じます(*^_^*)
Re:まさに!
コメントありがとうございます&今日はありがとうございました♡♡♡
辛いですよね。辛いですよね。
返事も反応もない我が子と一日中正面から向き合って、一人笑顔で話しかけ続ける寂しさは、ママにしか分からないと思います。
でも、ももぞうが意思表示出来るようになった今、こうやってママを少しでも求めてくれるのは、きっと今日までずっと諦めずに話し掛け続けてきたからだ!!!と勝手に自己肯定しております。
この努力がいつか報われるかどうかなんて誰にも分からないけど、それでも子供は可愛いし、迷いながらでも頑張ってしまうのが母親なんですよね。。
同じ気持ちのママさんが、世の中にはきっといっぱいいるんだろうな。
でもきっと、子供達はみんなママが大好きです!
一方通行に見えても、背中のファスナーが開いて中から本当の我が子が出てくるのを待ちながら…ほどほどに頑張りましょう☆
きっと、みんないっしょです!!