ウエスト症候群(点頭てんかん)闘病中の“ももぞう”と、福祉事業に従事する“momomama”の、ブログを中心とした情報サイトです。 闘病のこと、心理学のこと、その他日常の徒然な事をのんびり綴ります。
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(このブログは『大発作。-長い闘病生活の幕開けー』の続きです)
2013年3月7日
救急車の中で、少しずつ熱が上がり始めたももぞう。
momomamaは、一通り救急隊員さんの質問に答えてから、邪魔にならないよう端に寄って、ももぞうの手を握りしめていました。
『これはやはり熱性痙攣でしょう。小さい子供にはよく起こる事ですよ』
泣きじゃくるmomomamaに、救急隊員さんがそっと話しかけてくれます。
119番してから55分後。やっと病院に着きました。
ほんの数か月前に、ももぞうが生まれた病院。
妊婦健診にも乳児健診にも通った、馴染み深い病院。
まさかこんな形で訪れる事になるなんて、思ってなかった。
到着してすぐ、救急隊員さんの抱っこで運び込まれるももぞう。
救急救命のような部署に行くのかと思いきや、いつもの小児科へ。
診察時間が始まっている病院内は、そこそこ混んでいました。
白目を剥いて痙攣している赤ん坊と、それを抱っこする救急隊員。
隣で歩きながらももぞうに酸素マスクを当てている、付き添いの隊員さん。
案内係りの警備員さんと看護師さん。
泣きじゃくる母。
一気に注目の的に。
一番奥の診察室に通され、すぐに処置が始まりました。
でもね。この診察室。普段診察に使ってる部屋でして。。
momomamaは部屋の前(待合)で待つよう言われて、そこで座っていました。
部屋は色んなスタッフの方がバタバタ出入りしていて、カーテンが半開き。
入口ドアは、沢山のスタッフさんが出入りするのでそのまま開けっ放し。
…来るんですよ。野次馬さんが。
それも小児科だからか、親子揃っての野次馬さんが複数組。
中には部屋の中を覗き込んで『ママ!赤ちゃん!!』とかでかい声で親に報告しだす子まで。
親も『ふーん』とか言いながら遠巻きに見てる。
泣きじゃくる私を傍まで来てジロジロ見る人もいる。
…なんなのよ。見世物じゃないよ?!!!!
他人の不幸を、どうしてそんなに面白がれるの?!
というか、部屋の入り口でウロウロしてる子達、邪魔だから!!!
親も注意しなさいよ!自分の子が救急搬送されて同じ事されたらどう思うのよ!!!!
それでも子を持つ親なの?!!
キレまくりたかったけど、それどころじゃなかったし、この時の精神状態で他人を冷静に叱責できる自信が全く無かった。
この時私は、密かに心に誓いました。
もし今後、街中や出先で誰かの事故や急病に遭遇した時は、119番するなり、手当するなり、何か手伝う。
もし何もできないなら、せめて邪魔だけは絶対にしない。
野次馬丸出しでジロジロ見るなんてこと、絶対に絶対にしない!!!!!
ももぞうは、病院に着いてから熱が下がりました。
どうやら熱性痙攣ではない、という所見。
アレビアチンという痙攣止めを点滴しても止まらず、ホストインという薬に変えてやっと止まった、との事でした。
私がももぞうの痙攣に気が付いてから、病院で痙攣が止まるまで、1時間以上の時間が経過していました。