1時間以上も全身痙攣を起こしていた、ももぞう。
点滴でどうにか痙攣は治まりましたが、今度は苦しそうに泣き始め、もう傍で見ているのも辛い状態でした。
一旦落ち着いたという事で、数分間だけでしたが、先生との面談がありました。
この先生はもうこの病院にはいらっしゃいませんが、女性の先生で、年齢も比較的若いようにお見受けしました。
すごく冷静で、淡々とした物言いの先生でした。
『女性でお医者様かー、かっこいいなー』なんてぼんやり思ったのを覚えています。
救急隊員の方にお話ししたのと同じ内容を、先生ともう一度なぞっていきます。
気付いたことはないか、時間は正確に覚えているか、どんな風に痙攣していたか、などを改めて尋ねられ、もう一度思い出しながら話していきました。
その後、今度は先生からの説明がありました。
今回の痙攣は、痙攣重積(けいれんじゅうせき=痙攣(発作)が治まらないまま次の痙攣(発作)が起こり、それが繰り返し起き続ける状態)という状態だった。
原因が何だったのか、現段階ではまだ分からない。
それについて、今から色々と検査をする。
暫くは検査入院になる。
駆けつけてくれた主人と一緒に説明を受けました。
なんせ、人が痙攣するところなんて初めて見たmomomama。
しかもそれが、自分の可愛い娘に起こってしまった。
白目を剥いて、口から涎を垂れ流しているももぞうは、いつもの可愛いももぞうからは到底想像出来ない姿でした。
その顔が、痙攣している身体が、シャックリの音だけが聞こえる部屋の情景が、脳裏に焼き付いてフラッシュバックのように何度も思い出されます。
『何かとても大変な、恐ろしい事が起きてしまった』という不安が頭の中をぐるぐると回り、涙が止まりませんでした。
先生と話している間、ももぞうは傍で看護師さんに抱っこされていました。
相変わらず、大声で泣き続けているももぞう。
『今から血液検査がありますので別階へ移動します。お母さん、抱っこしてあげてくれる?』
と、看護師さんからももぞうを渡されましたが、でかいバッグを持ちながら、点滴を繋いだままのももぞうを抱っこするのに四苦八苦しました。
結局、見かねた看護師さんがももぞうを抱っこしてくださり、私たちは後を着いていく事に。。
血液検査の後、今度は脳波検査になりました。
テキパキと電極を着けられ、ベッドに寝かされるももぞう。
この段階になっても、まだももぞうは大声で泣き続けていました。
ええ。母は思い当たる事があったんです。。
ももぞう、お腹が空くとギャン泣きするんです。
この時、時間は午前11時。
ももぞうが最後にミルクを飲んだのは、午前5時…。
先生に
『たぶん、めっちゃお腹空いてると思うんです…』
と言ってみたら、
『脳波撮りながら飲ませられる?』
と聞かれました。
え?このまま?(@_@;)
(ももぞう、ベッドに寝かされ、頭に無数の電極とコードが繋がれてます)
だ、だいじょうぶ…?具合悪いかもしれないし…吐いたりしないのかしら…。
さすがに母乳は無理だと判断し、ミルクを作ります。
枕で少し頭を持ち上げ、恐る恐る哺乳瓶を咥えさせてみたら…
ももぞう、すんごい勢いで食い付いた!!(゜Д゜;)
そして、全力で吸う!!!吸いまくる!!!!
『んぐ、んぐ』言いながら、鼻息も荒く一気飲みしました。。
そして飲み終わったら、そのまま瞬殺で爆睡。
『痙攣起こして疲れただろうしね~』と、笑われました…orz
脳波検査には1時間程度かかるという事で、私は一旦食事へ、主人はひとまず仕事に戻ることに。
そして脳波検査後もMRI・CTと検査が続き、全ての検査が終わってからはそのまま病棟へ案内されました。
この日から、ももぞうにとって人生初めての入院生活が始まります。